時間を大切に
最近見たブログの中で印象的なフレーズがありました。
他人の時間を生きない
というものです。
SNSなどで他人の行動や言動が自分に良い体験になることもありますが、他人の時間もみる余裕があるなら、自分の時間を自分のために使うのがよいと思います。
今年で33歳になって、あっという間に仕事をし始めて10年以上経ちました。その間に結婚や子どもができて、プライベートでも変化がありました。そうすると自分に使う時間が減っていき家族のための時間が増えていきます。これは当たり前のことで仕方がないのですが、やっぱり理学療法士として、また医療や福祉に携わる人間として仕事に邁進していきたいし、今後は理学療法以外の福祉事業にも関わりたい。
そのためにも時間を作る必要がある。時間は誰にでも平等に与えられてます。1日は24時間です。
しかし24時間という時間の価値は人それぞれだと思います。無駄な時間を過ごさないようにその時間の価値を何倍にも出来るように1日を工夫していきたいです。
手始めに生産性を高めるためにポロモード テクニックという時間管理術を導入します。
以前から少し活用していましたが、今後は厳格に短時間の作業(25分)と休憩(5分)を守って行きます。
最近ではアプリでも多くありますので導入しやすいですよ。
では!!良い一日を!!
気になること
物を買う、サービスを受けるには値段がきまっており、その値段に対して納得すればお金を支払うということはごく自然の流れです。なので大抵の店には値札が貼ってあってるのもごく自然の事だと思います。
しかし私の生活の中で値段が提示されていない場所があります。それは病院です。
確かに紹介状や診断書の値段は提示しているけれども、診察はいくら?レントゲンはいくら?リハビリはいくら?とレストランにあるようなメニュー表は見たことがない。
世界的に見てどうなのかはしらないが、最近気になる事です。
また値段が高い!!と会計に文句を言っている人も正直見たことがない。
もっと医療を受けたことに対する対価をしっかり提示するべきだと思うし、もっと医療費にシビアになるべきだと思います。
リハビリで言えば、骨折後のリハビリであれば20分で1850円となります。もちろん全額なわけではなく、多い人でも3割負担です。また、この値段は新人でもベテランでも同じ価格で決まっており、常に努力していない人間が担当なんかすると、本当にドブに捨ててるみたいなものです。そしてこの値段以上の医療が提供できないと、いつか淘汰される日がくるでしょう。日々の少しの努力を惜しまず頑張りたいと思います。
計画的に何事も進めましょう
連日の猛暑が嫌になってきます。
今日は連休中に働いたこともあり代休でした。
特に予定もないままダラダラ過ごしたためか、もったいない1日に感じました。
仕事でもプライベートでも計画を立てて物事を進めた方が充実感が違う気がします。
リハビリの仕事においても計画を立てることがあります。それがリハビリテーション総合実施計画書というものです。内容に関してはざっくり言えば、現状の能力や今後の予測、リハビリ内容などがあります。
基本的にはこの計画書に基づいてリハビリが進みます。ですので、記載する医療者側は空欄なくきっちり埋める必要があり、患者側はその計画に納得してもらう必要があります。
計画書の中で1番悩むのがどれくらい良くなるのか?つまり予後です。基本的には主治医が判断することですがリハビリスタッフに意見を聞くこともあり、裁量権は大きいです。
過去の研究からある程度の予測はできます。例えば歩けるのか?歩けないのか?などです。
ただ、個人の能力や家の状況、介助者などでどれくらいのレベルで歩けるのかは変わります。
過去の報告の多くは身体機能に着目したものですので、個人の環境を考慮したものは少ないのが現状です。加えて、病院ごとに評価はガラパゴス化しており、統一した評価がないことがビックデータにできていません。
最終的には担当者の経験や能力に依存してきます。そのため、計画書は担当者の能力を判断する試金石と考えています。あそこで説明できなければ患者さんの事を把握できていません。
ちなみにあの計画書は月1度に3000円が算定できます。無料でやっていて、適当ならまだしもしっかりお金を頂いてるのでしっかり記載する必要が多いにあります。
脳卒中について
暑くなってきました!!脱水に注意です!
脳梗塞は脱水が引き金になります。特に意識して水を飲む必要ありです!
先日、脳卒中後の麻痺についてブログで私見を言いました。私の考えとしては麻痺は治らない。治ったと思っているものは、脳の損傷程度から予め回復が予想されていたところだと思います。
その予後を見通せず、さも麻痺を治したように言っている人がたくさんいます。そのような方々がたくさんいるから、藁をも掴む思いで大金を出してリハビリを受ける方がいます。
確かに人間の体の可能性はわかりません。通常の回復は3ヶ月がピークと言われていますが、数年をかけて良くなる方もいます。3ヶ月がピークと言うのはあくまでも統計的な話です。
どうなるかわからないというのが人間の体です。
そのため、ニュートラルな考えのリハビリスタッフに出会う事が大事かと。麻痺の回復も、日常生活が快適になるようにするのも両方向とも大事にされている方が担当になるのがいいです。また、大金を払わなくても日本には介護保険という制度もあります。様々な方法でリハビリを受けるチャンスは皆様平等にあります。
皆様が良きリハビリを受けることができるように願っています。自分も良きリハビリが提供できるように精進です。
もし、自分が家族があまり良くなってないと思うのなら、担当に現状と今後を聞いてみてください。もし、素人でもわかるような説明がない場合、それはよく分かっていないということです。さっさと担当を変更するのも一つの案です。
麻痺は治るのか?皆様はどう思います?
最近、退院した患者さんが来られる機会があり、退院直後の訪問の理学療法士から新しく変えましたと言われました。その方は脳卒中で移動はほぼ車椅子ですが、交代の理由として麻痺を治せるからという事です。
脳卒中の一番の悩みとしては後遺症が多いと思います。脳の損傷の程度によって変わりますが何らかの後遺症は残ります。
その方も治りたいという思いで交代したと思うのですが、現在の医学では一度失った細胞は生き返ることはなく、代償によって補う動作になります。そのため、私自身回復期を超えて麻痺は治らないと考えています。
それでもgoogleなどで検索する麻痺は治る!!とか麻痺は完治しました!!とか色々な体験談や怪しげな治療を謳った自費診療があります。保険診療であれば1時間7000円程度(実際にはそこからの1〜3割負担)なのに2〜3倍の値段を要求しているものをあります。
残った後遺症は程度によりますが決して元気であった100%には戻りません!!私が思う能力の高いリハビリのスタッフは麻痺の回復ばかりに目を向けるのではなく、残った能力を最大限引き出し、如何に不自由なく生活できるように提案できる方だと思います。
失った機能を取り戻したい気持ちは皆さま同じであり、痛いほどわかります!!しかし失ったものは決して元には戻りません!キツイようですが、これが現状です。
皆さまも良きセラピストに出会われることを願っています。
果たして役に立ってるのか?
医療に関わる仕事は人の役に立ってることを実感しやすい職種だと思います。
特にリハビリは関わる時間が長いため、役立ってる感を感じやすいと自分自身は思います。
自分も含めてリハビリ職になろうと思ったのは身近に人の役に立ってる感を得たいと思った人が多いと思います。その他には「自分が怪我をしてリハビリしてもらいました!」みたいなのが多いと思います。
ただ、最近思うことは自分は本当に役に立っているのか?ということです。最近同僚が学会で賞を頂きました。病院としても、その病気を抱える方に対して、非常に役立つものだと思いました。自分はそんな賞なんて夢のまた夢ですが、それにしても今の自分は役に立ちたい気持ちの押し売りで、蓋を開ければ役に立つかは疑問に思います。
10年が過ぎて、考え過ぎで大事な事を忘れてました。
結局は自分が精進しないといけない。知識、技術が進歩しないと貢献できないと改めて思いました。
人間の体は良くも悪くもどうなるかわからないから、諦めず今日できることをやろう。そんな気持ちで日々を過ごしていきたいと思う今日でした。
あと、ハンガリーのことわざで、ドラマのタイトルにもなった「逃げるは恥だが役に立つ」というのもあります。役に立つの言葉も様々ですね。