リハビリ徒然blog

理学療法士となって10年になります。日々の仕事やプライベートで思うこと。読んだ文献の紹介などをしていきたいと思います。

計画的に何事も進めましょう

連日の猛暑が嫌になってきます。

 

今日は連休中に働いたこともあり代休でした。

特に予定もないままダラダラ過ごしたためか、もったいない1日に感じました。

 

仕事でもプライベートでも計画を立てて物事を進めた方が充実感が違う気がします。

リハビリの仕事においても計画を立てることがあります。それがリハビリテーション総合実施計画書というものです。内容に関してはざっくり言えば、現状の能力や今後の予測、リハビリ内容などがあります。

 

基本的にはこの計画書に基づいてリハビリが進みます。ですので、記載する医療者側は空欄なくきっちり埋める必要があり、患者側はその計画に納得してもらう必要があります。

 

計画書の中で1番悩むのがどれくらい良くなるのか?つまり予後です。基本的には主治医が判断することですがリハビリスタッフに意見を聞くこともあり、裁量権は大きいです。

過去の研究からある程度の予測はできます。例えば歩けるのか?歩けないのか?などです。

 

ただ、個人の能力や家の状況、介助者などでどれくらいのレベルで歩けるのかは変わります。

過去の報告の多くは身体機能に着目したものですので、個人の環境を考慮したものは少ないのが現状です。加えて、病院ごとに評価はガラパゴス化しており、統一した評価がないことがビックデータにできていません。

 

最終的には担当者の経験や能力に依存してきます。そのため、計画書は担当者の能力を判断する試金石と考えています。あそこで説明できなければ患者さんの事を把握できていません。

ちなみにあの計画書は月1度に3000円が算定できます。無料でやっていて、適当ならまだしもしっかりお金を頂いてるのでしっかり記載する必要が多いにあります。